青春18きっぷ・日本一周の旅第1回九州編青春18きっぷ・日本一周の旅
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ご注意:ここからは「屋久島への旅」です そのままJR「青春18きっぷ」の旅を続けられる方はDAY7へお進みください(工事中)

DAY 3 鹿児島市内・鹿児島港−種子島−屋久島 (ここからはエクストラ)
折しも終戦記念日(敗戦の日)で
市中心部にある「山形屋百貨店」では
平和のための鹿児島(ふるさと)戦争展
MBC南日本放送主催)が開かれていた
(無料、8/12-19)

鹿児島は鹿屋知覧など特攻隊を出した
第二次大戦の傷跡が多く残る場所である
会場には多数の戦争体験者や同世代人と
夏休みらしくメモ帳を持った小中学生がいた
このイヴェントを計画し進めたMBCニュース・
キャスターの陶山 賢治さんと話ができた
アクセス:鹿児島から屋久島へ
鹿児島港旅客ターミナル玄関
市中心部などへの連絡バスが発着する
繁華街の天文館界隈にも近い


旅客ターミナル待合ロビーから見た
コンテナー置き場、フェリー「きかい」と桜島

水中翼高速艇「トッピー」 11:45発
注:トッピーは方言で「とびうお」のこと
鹿児島港−種子島・西之表港−屋久島・宮之浦港
95分            45分  


鹿児島港北埠頭のトッピー(左)とターミナル(右)



鹿児島湾を航行中のトッピーから見る桜島 湾内は多くの離島フェリーが行き交う



トッピーの一階キャビン(二階もある) リクラインもするしなかなか快適だ

断崖絶壁の佐多岬(九州最南端)を左に見ながら
太平洋に出る 波が高くなり揺れが少し大きくなる
キャビン内の速度計は81〜82kmをさす
(写真は帰路のもの)
種子島は屋久島とちがって平らな島で
天気もちがうようだ(帰路屋久は晴れだったが
種は小雨が降っていた ふつうは逆が多いという)
西之表港ではたくさんの人が乗降する
島内の移動は公共バスとタクシーしかない
移動が多いことので今回はレンターカーにした
道も狭いし大人数でなければ軽で十分である
(2日半・13000円・時間計算できる)
沿道の植生は明らかに鹿児島とはちがう
ハイビスカス・ヤシ・ブーゲンビリア・ゴムと
沖を黒潮が流れているのを実感できる
レンタカー:南星レンタカー・宮之浦営業所09974-2-2115・三菱軽自動車
本日の昼食:おにぎり2個!@鹿児島港旅客ターミナル・ホール  <STAY>屋久島・民宿(尾之間)

屋久島地図(屋久島エコツアーガイドHPで「屋久島地図」をクリック)

DAY 4 宮之浦岳登山中止と島内一周ドライヴ 


淀川登山口への車道で引かれて死んでいた鹿

宮之浦岳登山のため、4:30起床、宿を5:00出発
車で安房(あんぼう)まで行き、淀川登山口へ向かう
途中で宿が手配してくれていた弁当屋に立ち寄る
空は薄暗く心配していたが、小一時間ほど山道を走って
登山口についた頃には、雷鳴と小雨が始まっていた。
しばらく車の中で待機していると、他のパーティーや
山岳ガイドのグループがやってきた。彼らはいろいろ
話していたが、臆病な私は早々と「本日は中止」を決めた。
上の方は杉もなく岩だらけらしかったので、落雷が怖かった。
それというのも、この島ではもう一日あったからだ。
それに「山では無理はしない」といつも決めていた
。案の定山を下り始めると、ばりばり、ドッカーン
という大音響とともに、雷が近くの杉に落ちた。
思わず車のハンドルがふれて、車が蛇行した。
この道路の途中には「紀元杉」があるが、
落雷のためか下部しか残っていない。
見回すとあちこちに上部の欠けた杉が目につく
原因は落雷と強風だろうか?
この下流に屋久杉ランドがあったが、
早朝のためまだ開園していなかった
バイクや自転車の若者たちが所在なさげに
開門をじっと待っていた。



荒川登山口の案内板
(画像は加工してあります)

途中の分岐点で縄文杉の荒川登山口へ向かう。
駐車場手前から車がいっぱいで、駐車のスペースはない。
まだ雨の朝の6時半である。縄文杉の人気が分かる。
「縄文杉に向かうトロッコ道」の写真だけ撮ってUターン。


安房から淀川口間の安房林道にある
環境省の屋久島世界遺産センター

内部は自由に見学できる(無料)
敷地内に研修センター、宿泊棟がある

センターを見学後、本日は「島内観光日」ときめて
島内ドライブを始めた。


WANTED!Dead or Alive

屋久島にも心ない人間が!センター内の掲示



安房から屋久島空港間の田代海岸にある
枕状溶岩

海岸の石碑の説明



白谷林道から見下ろすフェリー入港中の宮之浦港 右下の赤い屋根が「屋久島縄文水」の工場


白谷雲水峡:アニメ「もののけ姫」の舞台



白谷雲水峡入り口で憩う家族連れ 滝の音と子どもの歓声が響く
森林整備協力金300円が入場料 トイレ、駐車場の整理など管理が素晴らしいので
気持ちよく払える さらに余分に募金をした 日本の全部の国立公園でもこうしたらいいと思える
よく「日本人は自然を大切にする」というが、カナダ、オーストラリアなどの管理にはほど遠い。



白谷雲水峡 
 二代大杉

半山断崖  東シナ海






食事をする猿と鹿であふれる夕刻の西部林道(大型車進入禁止)、猿と鹿が「共存」している素晴らしいすがた



大川の滝  音だけでも大迫力 道路から少し入ったところにある



平内の海中温泉(露天・「海パン禁止」・「アルコール禁止」)、満潮時は水没する




種子島方言で「男性自身」をさすというモッチョム岳(944m)海岸の近くにある 屋久の山々は奥が深く男性的だ




「トローキ滝」の山側奥にある千尋滝 やや水量が少なかった






海に注ぐトローキの滝




沖を黒潮が流れているので、家々の生け垣はハイビスカス、ヤシ、ブーゲンビリアが多い



DAY 5 宮之浦岳登山



宮之浦岳頂上1936mにある標識

宮之浦岳登山に再度挑戦のため、4:00起床、宿を4:30出発 今日は気持ちよい晴れである。また昨日と同じコースを通って淀川登山口へ向かう。また同じ弁当屋に立ち寄る。にぎりめしは同じだが、オカズが少しちがっていた。二度目なので暗い山道も迷わずにどんどん進める。
 
途中で路上に鹿が死んでいた。オーストラリア一周した時も、カンガルー他の野生動物がたくさん死んでいた。路上で血まみれの針モグラが茂みに帰ろうとするのも見た。いつの時代も人間と野生の共生は難しい。

まだ薄暗い中、車内で宿が作ってくれた「朝の弁当」をほおばる。早朝なのになぜかむしゃむしゃ食べられる。そうこうしていたら、他の人たちがやってきた。東京からきたファミリー、大阪から来た男性など、日本全国から集まってくるらしい。「忙中閑」で飛行機で来た人も多く、私たちのような青春18きっぷの「スローライフ組」はいなかった。

登山口の掲示板には地図だけでなく、登山届も置いてあった。さっそく書いて箱に入れる。こういうところが町郊外の低い山とはちがう。なんでも何十年間に十数名が未帰還の山らしい。決してナメてはいけないのだ。注意書きにも「登山道から外れるな」と書いてある。


小花之江河
宮之浦岳登山
クリックすると写真が出ます

登り始めると、思ったより横の移動の多い奥の深い山であるのがやや意外であった。それでも緑が多く風景が単調でないので、休みながら比較的楽に登れた。妻の足に合わせたので、ちょうど6時間かかって山頂に着いた。若い人であれば、もう1時間以上は早く上がれるだろう。

この島で一番高い山(および九州最高峰)なので、山頂から見える景色は360゜のパノラマである。ときにガスがかかって、刻一刻景色が変わる。弁当がうんま〜い!縄文杉に行く人たちは反対側に下りていった。私たちは同じコースを引き返す。


宮之浦岳頂上

ここまでは足の強くない妻も何とか上がってきて、私も「おっ、なかなかやるな」と感心していたが、昼食後休んで下りる段になって、「足が痛い」と言い始めた。それでもなだめてゆっくり下りる。しかし妻のスピードが次第に落ちてくる。時計を見ると夕刻が近づいてきていた。仕方がないので、妻の荷物を私のリュックに載せ、何とか下りていった。

懐中電灯もあるのだが、山の中で暗くなるのは何となくおそろしい。何度も妻をせかした。こうして、またもや6時間かかって登山口まで下りてきた。しかし先に下りた人たちの姿はもはやなかった。すでに黄昏だった。登山口で車中キャンプする夫婦が「・・から来ていた人がよろしくと言っていましたよ」と伝言してくれた。登り初めてから13時間後だった。やはり宮之浦岳は奥が深かった。

この森の中では携帯の電波が届かない。半分くらい下りてから電話がやっとつながった。しかし宿の女主人には「連絡が遅いから心配した」と叱られてしまった。それでも宿で飲んだビールはとても旨かった!のどが鳴った。満足満足!



DAY 6 宮之浦港から種子島経由鹿児島に

今日は鹿児島に帰る日だ。お世話になった民宿の女主人のお礼を言って、
宮之浦港に向かって出発。帰る日の天気がいちばんいいというのが悔しい。




ヤシの街路樹の町並みの雰囲気がいい(安房で)



道路脇にある「ふれあいパーク屋久島」から宮之浦方向を望む

海岸線に沿って道路が走るので上下右左曲折がはげしいが、景色が一刻一刻変わるので飽きにくい。集落に入ると、ハイビスカスなど南国的な生け垣の人家が多く、何か嬉しくなってしまう。特に写真のような八重のハイビスカスがゴージャスな感じですてきだ。

宮之浦でガソリンを満タンにしてから、レンタカーを返す。とっくにお盆休みはすんでいるのだが、この日は待合室兼売店は人であふれていた。10:20定刻に高速艇は出発。
写真は高速艇の一階トイレである。「世界各地のトイレ」を書いてから、私はどこでもトイレはよく見るようにしている。「よく覗くように・・」ではない。何となく船のトイレより飛行機のそれに似ている。もちろん「禁煙」であるが、広さは倍以上あるし、けっこう清潔である。

言い忘れていたが、この船は「全面禁煙」である。普通の船のようにデッキにはいっさい出られないので、煙は全くない。私たち「アンチ派」には嬉しいことであるが、愛煙家にはつらいことだろう。

12:55鹿児島港着。
<鹿児島港>

埠頭に隣接するショッピング・レストラン・モール:オシャレなドルフィンポート(山形屋系列)・土産や名産品だけでなく、鹿児島や奄美の料理他、外国の料理も堪能できる観光スポットである。

ここからは港だけでなく、鹿児島湾の向こうに雄大な桜島も180゜で広がるという大変素晴らしいロケーションである。 

ここの一階は土産物、地元の新鮮野菜、薩摩産芋焼酎などの酒類、さらに薩摩焼などたいていの物は手に入る。宅配便で地方発送もできるので、旅が身軽になった。重い荷物をかかえて四苦八苦というのは昔語りである。

最初の計画では、このあと「磯庭園」、尚古集成館南州墓地城山公園などのミニ歴史見学の予定だったが、妻の脚が痛みだしたため急遽中止。ホテルでゆっくりすることにした。(私はむかしほとんど回っている)


鹿児島市観光ガイド 西郷隆盛関係




ドルフィンポートから見る鹿児島港と桜島




どの方向から見ても桜島は絵になる 少し場違いのようなヒッチハイカー?のオーナー


本日の昼食:黒豚カツ定食withDraftbeer、さつま定食(@DolphinPort)  <STAY>ロイネットホテル鹿児島


リンク
屋久島観光協会」・・登山他情報
屋久島REALWAVE」・・綜合情報
よかとこBY」・・・・・九州観光情報
高速船トッピー」「フェリー屋久島2

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