中東三国・レバノン・シリア・ヨルダン・車窓から見る国道沿線風景(スナップ集)
町の出入り口の国道にチェックポイントがあり、車両は徐行し銃を持った兵士は車体と乗客を視認する 通常の光景である
レバノン-シリア間国境手前の税関 オフィサーは丁寧に仕事をする
国道が通り抜けるオアシスにはナツメヤシが植えられているが、その実ダーツ(デーツ)が熟している カロリーが高く、長い間キャラヴァン商人の旅の食料であった(パルミラ近郊)
シリア入国後、砂漠の国道をかなり走ると三叉路にでる 左の道は隣国イラクまで砂漠を走って200km足らず、直進で首都ダマスカスだ
軍隊が迷彩色車両で見張っており、何となく緊張感が漂う (Al Basiri)
一直線の砂漠の道に「砂漠のオアシス」(左)が現る 遊牧民(ベドウィン)が経営する店だという その名はなんと「バグダッド・カフェ」! その右の白いテントが経営者の住家
「バグダッド・カフェ」は風力で地下水を汲み出している 店の裏手では家族が山羊に水をやっていた
旧ダマスカス中央駅(シリア) 当時の列車が展示される
カシオン山から見下ろす斜陽のダマスカス(シリア) 中東でいちばん歴史の古い町のひとつである スペインで売られている「ダマスキナード」もこの町の名に由来する
郊外ではオレンジ、ブドウ、オリーブなど地中海式農業らしい作物が植えられる(ダマスカス郊外南部)
シリア-ヨルダン国境(写真撮影は原則禁止) 一般車は隅から隅まで荷物検査があるが、観光バスはなぜか書類審査だけでフリーパス
ヨルダンに入ると道路状況は良くなる 「Uターン専用車線」があるのがユニーク
首都アンマンではイスラム教国にもかかわらず何と「女性警官」(左側・白バイ隊)が働いていた 「女性解放」が進んでいる様子である
「死海」に続く国道はあと18km ここが海抜0mでここから海面下に400m下る(ヨルダン)
国道はどんどん下ってゆくがまわりは荒涼たる岩山が続く
海面下400m世界最低点の死海(アラビア語でバハル・ルト)沿岸には保養地が多くホテルなどが建ち並ぶ 年々水位が下がって問題になっている 対岸はイスラエル領
中部の死海から南部のワディラム方面に向かう国道 トラック、観光バスなどが行き交う
さすがイスラエルと国境を接する国々では国道の要所に警察ではなく、軍隊が装甲車で検問等を怠りない 平和で陸の国境線がない日本では見られない光景である