北アフリカのマグレブ地方(チュニジア・アルジェリア・モロッコ)ではこういった銀製のビジュー(宝飾品)が女性アクセサリーの必須アイテムである 女性たちは日頃からありとあらゆるアクセサリーを身につける 沙漠の遊牧民やアトラス山脈の先住民ベルベル人も同様である 材質は銀製や真鍮製でサンゴやトルコ石、貴石などを使い、彫刻や象眼、七宝などで作られる これらは一種の財産であり、いつも身につけるということは財産を身につけるということである 「農耕民族」の日本人にはこういう習慣はない 購入に当たって気をつけることは、物が「ピンキリ」なので「眼を養う」ことである しかもアラブ系は値段を吹っかけることがあるので、「値段・相場を知る」ことである 一般的には「細工が細かい物」が良い 右上にあるのは「ヘンナ」入れ化粧品入れ、右下にある手のような物は「ファティマの手」といわれる一種の「お守り」である |