フツーの日本人にとって、アフリカのイメージはステレオタイプの「砂漠か密林」のいずれかであろう しかし、北アフリカには「アトラス」という有数の大山脈がある これは西からモロッコ、アルジェリア、チュニジアといういわゆる「マグレブ三国」にまたがっている 本州がすっぽり入るほどの規模である 山脈はモロッコ部分がいちばん高く、最高峰ツブカル山は4167mもある これは富士山3776mよりはるかに高い アトラスはアルジェリアに入ると低くなり、最高峰のシュレア山でも2320mとなる チュニジアではさらに低くなり、標高は1000m以下になる 上の写真はアルジェリアのテル・アトラス(地中海側)のものであるが、この辺りは1000m級である それでも地中海に近いため、海からの湿った風が山に当たり北斜面に雪をもたらす だから北アフリカの当地でも、シュレア山には小さなスキー場がある モロッコではもっと規模が大きいものが数カ所ある だからモロッコやアルジェリアでは、「スキーをした後、サハラでラクダに乗る」ことも可能なのである |