海岸アトラス山脈南側のステップ(乾燥草原)で放牧をする遊牧民 Nomads on
Steppe
Map
ステップの遊牧民が飼育する駱駝、中国西域のそれとは異なり「ひとこぶ」である
ステップにはアトラスからの地下水脈をくみ出す家畜用の井戸が散在する 家畜にとっても人にとっても「命の水」である
Artesian well
井戸に群がる家畜と遊牧民たち 画家ミレーがここにいたらどんな絵を描くのだろうか
井戸から手作業で羊、山羊に水をやる遊牧民たち 家畜の鳴く声、水をくむ音、唾の飛ぶようなアラビア語が一帯を支配する
荒野の遊牧民のテントと家畜(山羊と羊) Nomads' camp
「雨期だけの湖」・・年中水のないステップの平原も、雨期には水があふれ、草を求めて遊牧民の家畜たちも集まってくる サハラ周辺にはこういう「季節湖」が多い
Seasonal lake only in the rainy season
しだいに砂漠地帯に入ると、風力で地下水脈から揚水する施設が目についてくる(冬の雨期のため曇天)
遊牧民の引っ越し/テントの柱を含む全家財道具を載せて移動中の姿 家長だけが乗馬し他の男はロバ、女性と子どもたちは徒歩、幼児はラクダ背にくくりつけてあった
Moving nomads(画像処理済)
サハラ砂漠・ムザブの谷・ガルダイア
首都アルジェから500km、サハラ最大のオアシス・ガルダイーアの窪地(正確には5つの地区から構成される この写真も3つの地区が写っている)
Oasis Ghardaia
オアシス・ガルダイーアが窪地にあるのがよく分かる Oasis Ghardaia
オアシス・ガルダイーア地区にある5つの丘上にはそれぞれミナレット(尖塔)がある このムザブ地方はもっとも保守的なモスリムが生活している
オアシス・ガルダイーアから南のエル・ゴレアに向かう主要国道、ほとんどが一直線である
Road to El Gorea oasis
砂漠の道路はうっすら砂が積もって曲がりくねり、強い風がある時は地面上を砂が吹雪のように流れてゆく Sandy Sahara road
サハラ西大砂漠(Sahara: Grand Erg Occidental)、砂の上には風紋とサソリの足跡と蛇の痕跡が残る 白っぽい東砂漠と比べると砂がオレンジ色である
崩れやすい砂漠の砂は人間の足では容易には登れない 登ろうとすると上から上から砂がさらさらと落ちてくる
陽が傾くと砂漠の中の風の向きがよく分かる、ここでは左側が風上(画像処理済)
オアシス近くの墓地(Tombeau)の小さなモスク、中は何もない まわりの地面の石はすべて墓標 イスラムは「土葬」が原則である
Islamic cemetery
同墓地、右手の丘上まで延々と墓である 西洋や日本と比べて天然石一枚という質素さである 左上にオアシスが見える
Tombstone-hill near Oasis
地中海岸のアルジェから850km南にあるエル・ゴレア・オアシス 空気が乾燥し町中の道路は厚い砂に覆われている 緑色はなつめやし園(実はダーツ)
Oasis El Gorea in the color of orange in the midst of the Sahara
エル・ゴレア・オアシス郊外の元キリスト教会、フランスの植民地でなくなった今は使われてはいない この前の広場に有名な仏・宣教師フーコーが眠る
Old church in the suburb of El Gorea
元キリスト教会の内部 壁にあった彫刻絵画類も一切外され、後部に大きな大理石と思しき聖母子像があるのみである Inner
the church
ここまで来てもまだサハラの旅は始まったばかりだ・・・
参考内部リンク:「サハラへの旅」 Map
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