日本歴史公園百選 (岡山県矢掛町)

聖武天皇や光明皇后に寵愛され唐僧鑑真を来朝させた
正二位右大臣吉備真備
(Wikipedia)



丘上から真備公が見下ろす吉備大臣宮(左奥)と館址亭(左下)



像の土台前面にある碑銘





真備公像の高さは6.45mあるという




<真備公像脇の石屏風(石碑)文>





真備公像下の大きな碁盤 真備公は二度の遣唐使で多くの文化財を持ち帰ったという





碁盤に並んで大きな日時計も設置されている 真備は天文学や兵法なども学んで持ち帰った





吉備大臣宮正面 歴史的有名人を祀った神社としては意外なほど小振りである





吉備大臣宮の鳥居と拝殿





コンパクトな吉備大臣宮本殿(左)と丘上の真備公像(右)





吉備大臣宮前にある伝「吉備公館址」








公園内にある関西棋院総帥橋本宇太郎書による「囲碁発祥の地」碑 真備公が唐で囲碁を試された逸話から来る









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<筆者注>
 このサイト内にもあるが、吉備真備縁の公園や場所は隣の倉敷市真備町(旧真備町)にもある ここも真備公出自の豪族下道氏の勢力支配地であった 真備大臣の名を取って「まびちょう」と読む その真備町の吉備寺には「まきび公園」が存在する また記念碑や像や「まきび記念館」もある 
 
 一方このページの矢掛町の方は下道氏の墓地(国重文)があり(吉備真備の本名は下道真備)、また真備公祖母の骨が見つかったということによるものらしい 
 
 いずれにしても隣り合わせた市町で同様の物があるのはやや不自然である おおむかしの物を現代の行政的区割りで処理すること自体に無理がある それに歴史的事実は一つしかないはずである 古代史は資料が少なくそのため伝承によって歴史考察していることや、それぞれの町のメンツや観光推進の事情から来ているのかもしれない どちらにしても、外部の者からは奇異な感じがするのは事実である 同様のことは下のサイトの執筆者も感じておられるようである

 内部リンク:吉備真備縁の吉備寺 
外部参考リンク:「矢掛ニッチ旅行記


旅のイマージュ    
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