いま、ヨーグルトづくりに凝っています
Latest-update:2005/8/9
最近、オーナーが通うフィットネスクラブでも、ご町内でも「カスピ海ヨーグルト」がブームです。オーナーも菌を分けてもらってからは、毎日作ってはどんどん食べています。味は病みつきになるくらいのマイルドさです。まずパウダーシュガーは要りません。ただし、作る時に「オリゴ糖」を加えるとベターです。オリゴ糖はヨーグルト菌のエサだそうです。その効能はウチのカミさんにいわせると、毎日快食快便だそうです。(笑)オーナーもクラブの仲間に、「肌が光ってる」などと言われました。ウフッ。(きもちわる〜い)また、市販のヨーグルトでもチャレンジして、ほとんど成功しています。下にそのご報告をいたします。まだ「カスピ海ヨーグルト」にトライしていない人、やってみませんか?外国ではヨーグルトは、むかしから家庭で作るのが当たり前だったのです。
カスピ海ヨーグルトのホームページ紹介(Yahooサイトより転載)
  菌の入手方法(食の安全と健康ネットワーク・サイト)
   
  カスピ海のヨーグルト - 特徴、作り方、入手方法の説明、株分け掲示板等
  カスピ海ヨーグルト - カスピ海ヨーグルトの紹介、作り方、株分け等。
  STEIN - 自家製カスピ海ヨーグルトの紹介、株分け等。
  イーヴィレッジ - カスピ海ヨーグルト用のヨーグルトメーカーの販売。
  無人島 - カスピ海ヨーグルトの紹介、カスピパンのレシピ等。
  よーぐると三昧 - カスピ海ヨーグルトの作り方、ヨーグルトを使った料理レシピ。

オーナーの簡単なお道具と準備

ヨーグルトの種(またはカスピ海ヨーグルト少々または市販のヨーグルト少々)
500cc以上入る
蓋つきタッパーウェア(100円ショップで購入)数個(ない人は牛乳パックで)
オリゴ糖(種と一緒に入れきれいなスプーンでかき混ぜる。なくても良いが、あると良いことずくめ)
食品用消毒アルコール(容器内消毒用)、(代わりにすべてを煮沸しても良い。)
成分無調整」牛乳1リットルパック(ふつうは3.5〜3.7だが、乳脂肪高い方がコッテリする)

とうとう「ヨーグルト・メーカー」を買ってしまいました(2004/5追記)

一年近く、上に書いてある道具で作ってきましたが、温度管理にやや疲れました。
とうとうヨーグルト・メーカーを購入しました。温度調整やタイマーがついていて細かく調整ができます。
市販のヨーグルトからカスピ海ヨーグルトまで、すべてに対応しています。(それぞれ適温が違う)
現物は会社のHPから買えます。支払いは「代引き」ですので、安心して購入できます。


(ヨーグルティア)
タニカ電気YM-1200

ヨーグルトづくり・オーナーの試み

カスピ海ヨーグルト、そして他の市販のヨーグルトの「培養」のテストをしてみました。
しかし、みなさんに「製品としてのヨーグルト」のコピーづくりを勧めるものではありません
*オーナーが「ヨーグルトメーカー」を買う前のデータです。室温(春〜秋)で作るので、時間は参考程度です。
冬は暖房の部屋に置くか、発泡スチロール箱の中に「ホッカイロ」(同等品)を入れます
(後日注)「ヨーグルティア」を買ってからは、温度調節自由ですので、どんなヨーグルトも楽勝!です。(笑)


製品名 菌名菌種 できる時間
(常温25-29℃)
コメント、備考
自家製カスピ*
(成分未調整牛乳)
ラクトコッカス
乳酸菌
(クレモリス菌)
12〜20時間
カスピ海菌
の推奨温度
は28℃です
「成分無調整」が推奨されている。6時間くらいから固まり始める。かなり大雑把な作り方でもちゃんとできる。新しくできたのから最初に次の種を取ること。世代を重ねても、味は変わらない。全部のヨーグルトの中で固まるのが一番早いようだ。やはり、これがスタンダードだ。
自家製カスピ*
(低脂肪乳)
ラクトコッカス
乳酸菌
12〜24時間

カスピ海菌
の推奨温度
は28℃です
「低脂肪乳」=トロトロ状(水っぽい)。不成功。かなりの人が試したが、今のところ「成功」していない。ダイエット中の人は乳脂肪の点から、これが望ましいのだが・・・。と書いたが、あとで再トライしてみると、一応成功した。条件は温度をやや高めに設定すること、入れる種(菌)を多めにすること、培養時間を長めにすることである。これで、「体脂肪高め」の人にはこれが推薦になる。
注・欄外下の表を参照されたい
森永・
ビヒダス
Pの表示はない
ビフィズス
ビフィドバクテリウム・ロンガム BB536
20〜26時間 製品には「生きて腸に届く」と表示がある。常時成功した。「カスピ海」よりは時間がかかるが、他のメーカーのよりは早めである。今のところ、第5世代目までできている。殺菌消毒さえしておけば、数代重ねても酸っぱくもなく、最初の味が維持できることが分かった。結構きめが細かくて美味しいのができる。(第一推薦)
整腸作用のほか、ガン細胞を抑えるなどの効能
明治・
プロビオヨーグルト 
P
LG21 12〜20時間 2000年に発売開始、プロバイオティクスの魁商品。安定剤を入れてないためか、6時間くらいで固まるのがはっきり分かる。意外と作りやすい?成功。ただ分離がやや多く水っぽいのが欠点。味はよい。
オハヨー・
L55      
P
L55 16〜22時間 製品には「生きて腸に届く」と表示がある。12時間で固まるのが分かる。味はよく固まりもしっかりできるが、できるの時間は標準より早め。
明治
ブルガリア
Pの表示はない
ビフィズス 16〜22時間 この製品も結構きめが細かく口当たりがよく、美味しいのができる。できる時間は標準的。さすが老舗の製品の菌。(推薦)
チチヤス・
L ロイテリ菌 
P
L ロイテリ菌  14〜20時間 大学歯学部と協力・「歯医者さん推薦」と明記 虫歯になりにくそうだ。味はかなりいいが、できるのがやや遅い。(準推薦)
ヤクルト
Pらしいが表示はない
L カゼイ・シロタ株 16〜24時間 おなじみ甘ったるい味のヤクルト・世界展開です。ただ多くの中でただひとつ全然固まりません。 「失敗」かと思い飲んでみると、美味しく飲めます。ヤクルト独特の昭和30年代風のエグイ甘さも薄まり、飲みやすいです。どこでできたのか分からないのが欠点。カルピス感覚が好きな人向き。
9 ネッスル・
LC1     
P
LC1 18〜24時間 世界企業の製品、その割には知名度は低い。味は悪くないが、できるのがやや遅い。
10 サンヨー乳業・
アシドフィルスLa5 
P
アシドフィルスLa5
ビフィズスBb12
ブルガリア
サーモフィラス
18〜24時間 乳酸菌を「これでもか」と入れた製品。できるのがやや遅い。
11 ひまわり乳牛
ラクトバチルス
LB27  
P
(スーパー、マルナカ販売)
ラクトバチルスLB27 20〜25時間 インドネシア産、スマトラ島の「ダディヒ」ヨーグルトの菌という珍しいヨーグルト。常温下でいちばん固まるのが遅い。25時間経ってもまだ「固まりかけ」という感じで、固くはならない。専用器具のない人には、あまり勧められない。
12 メグミルク(旧雪印)
ナチュレ・プロGB

カゼリ菌SP株
ビフィズス菌SP株
16〜24時間 「善玉菌SP株があなたのおなかに生きて届きます」とあるが、プロバイオティクスの表示はない
注:「あの事件」以来筆者は「旧雪印社製品」は買ったことがないが、今回のテストのためだけに購入した*
 *P=プロバイオティクス                                                                       
*筆者は事件を起こした食品メーカーの製品は、買わないことにしている メグミルク(旧雪印乳業並びに雪印食品)、日本ハムは現在のところ買うつもりはない。森永乳業も数十年前に「ヒ素ミルク事件」を起こして、社会的大問題になった その後裁判も決着し、同社は償いをすませているので、購入を再開している。食品メーカーは人の命を預かる食べ物を作っているから、企業倫理の低い営利第一主義の会社は存続すべきでない−というのが筆者のスタンスである。参考リンク食品の安全、表示偽装事件関連リンク集 食の安全を考える会
                      私の一応の結論
 テレビに出演の有名人も、わがフィットネスクラブのメンバーも、ご近所のひとも、けっこうたくさんの人が「カスピ海ヨーグルト」にハマっているらしい。筆者はだいたい「へそ曲がり」で、「トレンド・流行り」は決して追わない主義で、ベストセラーの本も読んだことはない。「ディズニー・ランド、-ワールド、-シー」、USJ、倉敷・チボリ公園、東京・お台場・・・いずれも行ったことがない。その私が、「カスピ」だけには凝っている。美味しいし、気のせいかどうも体調も良い。こうして上記のように「凝り性」らしく、ヨーグルトは一通りやってみた。そして「当たり前」の結論を得た。

 メーカーが出している製品は、製品管理がすべてしっかりしている。だから、いつ買っても同じ味である。効能も書いてあり、一応安心して食べられる。ただ、お金は余計に要る。「カスピ海」は、使う牛乳で、また温度で、できあがりがおおいに異なる。だから勢い、注意を払うようになる。自分が食べるものに注意を払うことは、大事である。関心が出来るし、自分の「作品」に愛情も湧く。すると、大切に食べるようになる。本来、食べ物とは、そういうものなのだ。「カスピ」はそれを教えてくれた。

 
1 カスピ海ヨーグルトは、家庭で作るのにもっとも適している。(悪条件でも作りやすい。)
 2 温度は高めができあがりが早い。28〜30℃(夏の冷房なしの部屋でもできる)
 3 「成分無調整牛乳」を使う。低脂肪や加工乳はあまり薦められない。(好きな人は別)
 4 乳脂肪が上がるほどコッテリ感が増す。とくに「ジャージー4.2」はクリーミーで素敵だ。
 5 容器、スプーンはよく殺菌消毒をして、雑菌侵入を防ぐ。
 6 使用途中の容器には、直接スプーンは突っ込まない。
 7 上の方は取り除いて、容器の下から「種」を取る。
 8 たくさんヨーグルト菌があるが、単独で培養し、二種以上を混ぜないこと。
 9 5〜10℃位なら、かなり長く菌が持つ。(保存可能)
 10 市販のどのヨーグルトでも、カスピ同様何代も作って食べられる。(
プロバイオティクスが推薦
 11 ブルーベリージャムを入れると、「絶品」・・と私は思う。

やっと温度管理ができる「ヨーグルト・メーカー」を買ったので、いつでも同一条件でヨーグルト作りができるようになった。これでずいぶん楽になったが、まだベストの条件がつかみ切れていない。冷たい牛乳で作ろうとすると、時間が大幅にかかる。いずれベスト条件を掲載したい。
                                  (2004/May,Aug追記)
そして今は・・・・・
 2005年8月現在、「カスピ海菌」が長い反復のため「疲労」したので終了した。「健康のため無添加のヨーグルトを・・」という所期の目的はいちおう達成した。現在は上記表にあるような
プロバイオテクスの市販ヨーグルトを買ってきては、菌を混合しながら「ウチだけのヨーグルト」をつくって食べている。「ヨーグルトメーカー」は優れ物で、アルコールで消毒した道具さえ使えば、まったく同じ品質のヨーグルトが一年中食べられる。因みに私はやや高め設定の「40℃で12時間」にセットしているが、品質はまったく問題はない。冷蔵庫で冷やして食べると、市販品とまったく変わらないおいしさである。しばらくはこれでゆくつもりである。
                                  
(2005/Aug 追記)




プロバイオティクスヨーグルト・・腸の中で体によい働きをする善玉の細菌のこと。乳酸菌がその代表である。悪玉菌と違って、消化吸収を助け、便秘や下痢を防ぐ善玉菌を送り込んで共生を目指すものだ。ふつうの乳酸菌は酸に弱いものが多く、生きて腸まで達しない。プロバイオティクス・ヨーグルトは菌が生きたまま腸に届くように工夫されたものである。健康な腸を目指すには、この表示のヨーグルトを選ぶとよい。
(参考リンク)(こだわりは流石です。脱帽)

 

(参考リンク)

↓”STEIN”サイトより転載

牛乳の種類 状 態 評価
 成分無調整  タネ大さじ2に牛乳1カップで作って比較。強い粘りとほのかな酸味が基本の味  ★★★
 ジャージー牛乳  高脂肪な分、コクがあり酸味はよりほのか。生クリーム風の高級な味わいに  ★★★★★
 スキムミルク  ちゃんと固まるが、粘りけが弱く淡白。ミルクの甘みがして子供は食べやすそう  ★★
 豆乳  酸味はあれど、大豆の香り漂う”カスピ寄せ豆腐”が完成! しょうゆ&おかかでトライ  ★★★
 低脂肪牛乳  固まったが、ゆるめで水っぽい味。なぜか脱脂粉乳のスキムミルクの方がコクあり  ★
繁殖に最適なのは、成分無調整の牛乳です。つまり普通の牛乳。低脂肪乳などは菌が弱くなることもありますので、”もと”になるタネは、普通の牛乳で作ることが鉄則です。                               

こうしてください・これをしてはダメ!事例集
(参考リンク)

                          
「プロバイオティクス」と「バイオジェニックス」


◇◆◇◆◇◆◇◆ 「世界のヨーグルト」関連記事 ◇◆◇◆◇◆◇◆

ヨーグルト世界紀行(カゴメラビオ) ヨーグルト - Wikipedia 「ミルクの館」
「再発見・食事と健康」
(世界のヨーグルト料理)

◇◆◇◆◇◆◇◆関係乳業メーカー・公式サイト◇◆◇◆◇◆◇◆

会社名 URL(リンク)
森永乳業(株) http://www.morinagamilk.co.jp/
明治乳業(株) http://www.meinyu.co.jp/
オハヨー乳業(株) http://www.ohayo-milk.co.jp/
グリコ乳業(株) http://www.glico-dairy.co.jp/
小岩井乳業(株) http://www.koiwaimilk.com/
チチヤス乳業(株) http://www.chichiyasu.com/
(株)ヤクルト本社 http://www.yakult.co.jp/

生活習慣病の罹患を回避できるように工夫した食品で、厚生労働省が「保健の用途・効果」を表示することを許可したマーク

健康関係情報・リンク 財団法人 日本健康・栄養食品協会 

  • 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/
  • 日本食品衛生協会
http://www.jfha.or.jp/
  • 健康体力作り事業財団
http://www.health-net.or.jp/
  • 国立健康・栄養研究所
http://www.nih.go.jp/eiken/index-j.html
  • 国立医薬品食品衛生研究所
http://www.nihs.go.jp/index-j.html
  • 国立医療・病院管理研究所
http://www.nih.go.jp/byoken/index-j.html
  • 日本ウェルネス協会
http://www.wellness.or.jp/
  • 日本公衆衛生協会
http://www.jpha.or.jp/

全日本健康自然食品協会  薬業健康食品研究会 健康と食品懇話会 CRN JAPAN(日本栄養評議会)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

(C)「食の安全と健康ネットワーク」「ヨーグルト三昧」「STEIN」「フジッコ」「財団法人 日本健康・栄養食品協会」
上記各サイトおよびリンクさせていただいた他の各サイトにお礼申し上げます