アルジェリアの人々のくらし
Algerians' Daily Life 1983-1986

ウェディング Wedding Ceremony



ウェディング前夜祭 花嫁を中心に女性だけが集まる「男子禁制」の部屋




ウェディング前夜祭 踊りも入ってくる




ウェディング前夜祭 久しぶりの親戚も話が盛り上がる




ウェディング前夜祭 お色直しでウェディング・ドレスを着た花嫁




ウェディング前夜祭 今度は男女が同室で盛り上がる




ウェディング当日 飾り立てた花嫁の車 そばに立つ父の表情は複雑だ 母はとうとう見送りにさえ出てこなかった




ウェディング当日 新郎の家に到着したあと、「はいポーズ」




ウェディング当日 生バンドが演奏し参加者はカップルを取り囲む様に踊り出す




ウェディング当日 踊りを見ている縁者、友人たち 大家族制なので家も庭も人でいっぱい




ウェディング当日 踊りをよそ目に当の二人は楽しくお話し 花婿の耳打ちに花嫁の嬉しそうな顔


大家族制社会の一族の集まり
Clan's Men's Party



イスラム社会だけに男は男だけで集まる 祈りが始まった 右端が我が大家(元区長、元校長)




食事が始まっても男は男だけ、女は女だけ イスラムだけに酒は出ず、ファンタやジュースを飲む




食事はブッフェ形式 当然豚肉はなく牛と鶏だ




高級なパーティーでは羊の丸焼きが出る ご馳走である


大家さんのイスラムの祈り Moslem prayer

 

イスラムの義務のひとつが一日5回の礼拝 聖地メッカ方向に向かう


犠牲祭 イード・アル=アドハーعيد الأضحى 、Eid ul-Adha)



イスラム教の大事な行事・犠牲祭 富める者は羊一頭を買いこれを捌く
そして1/3を自家用に、1/3を親戚用に、1/3を貧者に与えることになっている



中央市場(スーク) Central Market in Algiers



市場の肉屋の店頭 ぶら下がった牛肉塊にハエがたかっている 当時は冷蔵設備が不十分で、日本の様な販売法はしないことが多かった




市場の魚屋の店頭 冷蔵庫も氷もない販売 その日遅くなると腐敗防止に希塩酸(ジャベル)をかけていた




市場の八百屋の店頭 簡単な屋根に簡単な台の店 値切る人もいてたまに主人と喧嘩になっていた




町中目抜き通りの肉屋の店頭 ここも常温の展示だ ソーセージ類もすべて牛肉で、羊の頭もまんまで売っていた


宝飾店 カビリー山地・ベニエニ  Jeweler's Shop in Kabylie




頭に付けた飾り
台は銀製、赤色は珊瑚
大変高価である


農家の露店市



国道脇でキャベツを売る農家 直販は農家の良い現金収入だ




国道脇でオレンジを売る人 当地のは売る直前まで木でならすので甘くてジューシー 日本の物は比べものにならない




国道脇で野菜を売る農家の子ども 家の手伝いをよくする


農家の家族労働



農家の子ども 学校が二部制が多いので、こうして家畜の餌を集めている




地中海岸の農家 温暖なため温室栽培もある アトラス山脈北側から地中海までは牧牛も盛んだ


ワイン用のブドウ畑



この国は130年もフランスの植民地だったため、ブドウ栽培も盛んである ワインは旧宗主国フランスにも輸出している
ただ「モノカルチャー」(単一栽培)のため、小麦などの食料は生産が十分でなく、食料は輸入に頼っている歪な農業である


牧羊



地中海沿岸からサハラ北端のサヘル地帯まで羊は多く飼われている サハラ中央部ではラクダが飼われる


首都アルジェ




目抜きのディドゥシェ・ムーラッド通りの遅い午後 会社のオフィスや外国のエアライン・オフィスが並ぶ
対仏独立のための「アルジェの戦い」ではここも爆発や撃ち合いがあった




世界遺産 アルジェのカスバ(旧市街・ Kasbah) 古い地区でアルジェの歴史はここから始まった
独立のための「アルジェの戦い」ではパルティザンがこの地区に立てこもってフランス軍と戦った
今は狭い路地で子どもたちが歓声を上げて走り回る




世界遺産 アルジェのカスバ 生活感溢れる民家屋上からアルジェ港を望む Kasbah, Alger, Algerie



注1:写真も情報もすべて1983年-1986年のものです
注2:写真はすべてアナログ・フィルムを転換したものです


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