「綿の城」といわれるだけに自然の造形が美しい・上はローマ時代の遺跡
Pamukkale & Hierapolis, Turkey
衛星から見たパムッカレ((Google)
上がってゆくと、山上全体が石灰岩の真っ白な姿で登場する
光線と角度によっては、雪か塩の結晶が集まった景色にも見える
しかし・・・・今・・・
今は観光ポスターで見られるような各棚に水があふれるシーンは存在しない
温泉ホテルなど観光開発のため、温水源の枯渇で夏場しか水を流さなくなった
石灰分の含んだ温水が何十万年もかかってできた地形だが、今は水も流れず汚ればかりが目につく
人々が歩いた跡なのか、温水が流れる溝わきの石灰がはげた所が痛々しい
景色の一部となっていた美しい水は、今は一部に溜まっているのみになった
現在は景観保護のため石灰棚の歩行は禁止されている
下の集落などに温泉ホテルなどができて、湧出する温水が極端に減った
そのため石灰分を含んだ地下水は夏場の日中しか流さなくなった
このような地形の維持しにくくなったので、政府がホテルなどの規制を始めたという
いずれの国でも、観光開発と自然破壊は相関関係にある
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ヒエラポリス(ペルガモン王国・ローマ時代:BC190〜)
馬車の轍が残るメインストリート
同、落ちた円柱が一列に並ぶ
ドミティアン門
地上に落ちた円柱の装飾部分
ローマ時代のバシリカの円柱部分がきれいに残っている
ネクロポリス・無数の墓が地上に展開する
墓石に刻まれたギリシャ語
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現地にある案内板(地図)
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CAMERA: SONY F828, OLYMPUS Myu10
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by Kenji Kakehi