世界で最も姿の美しい城のひとつ・ノイシュヴァンシュタイン城

 南独・バイエルン王国の王・ルートヴィヒ二世が作らせた城である スペイン・セゴヴィアのアル・カサール(城)とともに、ディズニーの城のモデルになったといわれる ルートヴィヒはアナクロニズム(時代錯誤)の権化ともいわれ、近代に「中世の騎士道」に合った城を造ろうとした またヴァーグナーとも親交があり、城内部の装飾はまるで「ニーベルンクの指環」の世界である このように財政を多大に浪費したため国家財政が傾いた 彼はある日近くの湖で死体となって発見されたというが、それも陰謀が臭う そういう曰わく付きの城であるが、それでもこの城の美しさと永遠性は不変である

 ここには私たちはレンタル自転車で来た ロマンティッシュ・シュトラッセ(ロマンチック街道)の南の終点・フュッセンからエッチラオッチラペダルを漕ぎ、坂道を自転車を押して上がってきた それでもこの城の魅力はそういう苦労を吹き飛ばしてくれた この城の下の方にあるホーエンシュヴァンガウ城は彼の父の城で小振りである  


内部リンク:
ノイシュヴァンシュタイン城

旅のイマージュ    
(C)1985 All Rights Reserved by Kenji Kakehi, Optical camera: Nikon F3
この写真は20数年前の光学フィルムをスキャナーで読み込んだため鮮度が落ちています