絲綢之路 Silkroad 高昌故城 中華人民共和国

 筆者は少年時代より「シルクロード」が大好きであった 子供向きの歴史書、歴史漫画などを読みあさっていた 就中「三国志」などは数えられないほど読んだ しかし私たちの世代にとって、当時もその後も「海外旅行は夢の夢」 一米ドルが360円の時代であったし、今から見ると何より給料が安かった 少しだけサラリーが上がった頃には時間がなくなり、やはり別な意味で「海外は夢」だった

 そうして社会人になって29年後、やっと1997年になってチャンスがやってきた こうして参加した「シルクロード・ツアー」に参加した筆者はかなりテンションが上がりまくっていた しかしながら今のようにデジカメではなく、持参の数少ないフィルムでは思う存分写真は撮れなかった 「今だったらもっと撮りまくっていただろう」と残念な気持ちである こうして撮ったうちの一枚がこの写真である

 あの「三蔵法師」玄奘が滞在し講義までしたという高昌国の遺跡である 嬉しくないわけがない 写真そのものは一見して他の方には「ただの遺跡の一写真」であるが、筆者には長年の思い入れのこもった一枚のショットなのである




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旅のイマージュ    
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