空から見たカフカス(コーカサス)山脈

 中央アジアの国々は多民族がひしめき合って住んでいる なかでもこのカフカス山脈周辺は多くの民族だけでなく、多くの中小国家が群立する そのため民族紛争も多く争いが絶えない また旧ソ連の一部だった地域が独立を目指して未だに戦っている 

 山脈そのものは4000〜5000m級の峰が連なり、真夏でもこのような光景が広がる ここからは聖書の「ノアの箱船」の残骸といわれる物が見つかったアララット山もかなり近いし、「<エデンの園>もこの辺りだった」という学者もいるほど大変古くから人間が住み着いてきた

 しかし空から見る限り国境も線も何も見えない それにもかかわらず、そういうものを争って人々は殺し合いを続け、現在もこの辺りのどこかで戦闘で人が死んでいる 「人間とは何だろうか?」と考えてしまう 

Airview of the Caucasus mountains
旅のイマージュ    
(C)2004 All Rights Reserved by Kenji Kakehi, Digital camera: Olympus Myu15