オーストリアの旅・der Sommer des 1983 ドナウ川クルーズ:ウィーンからパッサウまで Donau Cruise by DDSG


ウィーンのドナウ川畔Reichsbrueckeの船着き場、写真は反対方向の下流にあるハンガリー・ブダペスト行き高速水中翼船
私たちの乗る船は上流のドイツ側国境の町パッサウに向かう「各停」の「遅速船」、
ゆっくり進む船なので意外と長旅になる






私たちの船と同じタイプの船が前を航行する 当然ながら、川幅は少しずつ狭くなってゆく







川に沿って並行するOBB(オーストリア国鉄) 車両が森影から突然現れたりする 急ぐ旅人は列車が正解







ライン川と同様に、両岸はワイン畑が丘の上までつながっていて、古城も散見される 







ドナウ川畔は丘陵地が多く、人々の生活が手に取るように見えるのも興味深い







デッキからドナウ川岸にある祠と聖母子像が見える 日本でいう金比羅様のような「河川交通安全祈願」なのだろうか?








船足が落ちてきたと思ったら、せきとめ水門と閘門(こうもん・右)が見えてきた








ドナウ川はライン川と異なり標高差があるので、閘門(こうもん=堰き止めの門)が数多く存在する
船が入ると、後ろの閘門が閉まり水が注入される 上側の水位と同じになった時に、前側の閘門が開き船は前進する
参考:「山を越える」パナマ運河も同様で、平坦なエジプトのスエズ運河とはようすが違う













ドナウ川は「国際河川」らしく交通量はすごい 貨物船だけでなく、このような定期船、観光船も多い デッキから知らない者同士がお互い手を振る






川畔の景色は町の佇まいも少しずつ変化するので、飽きが来ない 走る船も多くけっこう時間が過ぎてゆく









川畔の町ごとに桟橋があるが、そこに船は丁寧に寄ってゆく 日本でいう「田舎のバス」のような生活感のある船である 







時として同じ会社の姉妹船が通りすぎて行く







村はずれにはオートキャンプ場があり、子どもたちが犬と水遊びしているのが見えたりする なぜか人は船に向かって手を振る







オーストリア−ドイツ国境手前の町の船着き場には両国の税関役人が一緒に仕事をしていた







私たちが乗った船、川の向こう側は隣国オーストリアというドイツ側国境の町・パッサウに到着、一泊二日の長い旅であった
写真右の看板には「リンツとウィーン行きの船出発(乗り場)」とある

注:船は夜はリンツで泊まって夜が明ける(船内泊)




お断り:写真は参考とイメージですので、順序は必ずしも正確ではありません

このたびのたびは●ウィーンから●を通って●パッサウまで来ました

地図:地球の歩き方「ウィーンとオーストリア」'03-'04:ダイアモンド社


Links:
ドナウクルーズはDDSG Blue Danube Schiffahrt GmbH WIEN-PASSAU STROMAUFWARTS
Die Stadt Passau
City of Vienna(Die Stadt Wien)



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これらの写真は1983年のスライド(KODAKCHROME, AGFACHROME)をスキャンして再生した物です
Cameras: Canon analogue & Nikon analogue camera, Transferred from analogue reversal film to digital data