ピラミッドとスフィンクス  

衛星写真と地図(Google)
 
 「エジプト」と言えば、たいていの人はすぐに「ピラミッド!」「スフィンクス!」とすぐに出てきます。そのくらい有名な歴史的建造物です。その中でもカイロ近くのギザ市にある3大ピラミッドは世界の七不思議の一つと言われています。そこには、クフ王、カフラー王、メンカフラー王によって造られた3つのピラミッド、そして人間の頭を持ち、ライオンの姿をした架空の彫像であるスフィンクスがどっしりと存在しています。

 最大のクフ王のピラミッドはできた当時は146mあったと言われますが、いまは頂上部分がくずれているので137mです。その一辺が230m、重さ2.5トンの石灰岩のブロックが230万個は使われているとみられます。

 そういうたいへん大きな物ですが、クレーンもブルドーザーもない時代に、いったいどうして作ったのでしょうか?もちろん「人力=人間の力」ですね。昔からエジプトを扱った映画、小説、マンガ、アニメなどでは、ムチにたたかれながら働くどれいの姿が描かれていますが、最近の研究によると必ずしも全員がそういう働き方をしたのではない、むしろ農業のできない洪水期に工事が行われ、農民たちも喜んで協力したといわれています。 

 ピラミッドについての説明は、TV「世界不思議発見」などで有名な早稲田大学の吉村作治教授のHP(遊学舎)で見てみましょう。下のリンクをクリックしてみてください。
<重要なリンク>
 遊学舎吉村作治:エジプト博物館:『ピラミッドの造り方』
「ピラミッド建造の不思議」 「石材の切り出し、運搬」
「ピラミッドの基礎造り」 「石材の積み上げ」
 ピラミッド一覧(早稲田大学)
 世界三大墳墓の大きさをくらべると(堺市役所)



もっともよく知られる一般的な風景
スフィンクスはへいで囲われていて門から入る

サイト内リンク:ピラミッドとスフィンクス



スフィンクスとピラミッド群の位置関係がよく分かる
この写真では切れているが、前足が異常に長いのが面白い




ピラミッドの周辺はこういう遺跡・遺構で囲まれている



ピラミッド内部へ長蛇の列で入場を待つ観光客



人間と比べると一つの岩の大きさがよく分かる 上部は盗掘跡



下部横にある入り口



横方向はきちんと水平だという



ピラミッド側から見るギザ市街と駐車場
ふつう写真では写されないが、町は意外にそばにある


    
   (参考)
 現在残っているいちばん古いピラミッドは?

 
サッカラの町には、古墳やピラミッドが多数ありますが、最も興味をそそるのは、古王国第三王朝時代 (紀元前28世紀)のジョセル王の階段ピラミッドであることは言うまでもありません。これはギザの ピラミッドより古いもので、建築家イムホテプによって設計されました。これは階段ピラミッド、彫刻が施された壁のある葬祭殿、神殿のコンプレックスで、世界最古の石像建造物です。サッカラではウナス王のピラミッド、聖牛アピスのために作られた60トン以上の花崗岩製の石棺が24個も納められているセラペウム、マスタバ墳墓、プタハ・ホテプの墳墓、カゲムニとメレルカの墳墓などの遺跡があります。

                      (上の写真と説明文、下の地図はエジプト観光局公式サイトより転載)

エジプト全体の地図

<関係のサイトリンク集>
ピラミッドの風景写真
エジプト古代史とピラミッドの謎





巡回するラクダ警官

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