私たちが住んだアルジェリア
Algeria we lived for 3 years
1880年のアルジェ(写真)Port of Algiers in 1880
写真は:http://www.pictures-of-algeria.com/postcards/frame.htmより転載
アルジェリア民主人民共和国はアフリカ大陸の北の端、地中海岸に位置する
東側にはチュニジア、西にはモロッコがあり、まとめて「マグレブ」と呼んでいる
東方のエジプト、スーダンなどに対して、「日の没する国」という意味である
地中海の対岸はスペイン、フランス、イタリアであり、歴史的につながりがある
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は じ め に
 北アフリカのアルジェリアというと、普通の日本人にはもっともなじみの薄い国の一つであろう。なかにはナイジェリアの隣りと思っていたり、ジャングルがあり、ライオンがいると思う方もいらっしゃるらしい。また首都アルジェについては、「カスバの女」という昔の歌をご存知の方は、彼の地が本当に「地の果て」と思っておられるという。
 
 そういう国であるから、私たちも赴任して実際に住むまでは若干の不安もあった。しかし結論からいうと、「住めば都」のことば通り、人々の優しさに触れられ、またさまざまな魅力がある国であった。ただ日本とは歴史も宗教も文化も多いに違うことから、「カルチャーショック」も少なからずあった。そういう話をご紹介し、異文化理解、国際理解の一助としていただければと思っている。


                    ご注意:以下の記事は1983〜1986時点のデータ、経験をもとに書いています
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「原理主義」と
テロリズム
おわりに アルジェリアの
基本的特徴 若人の国 非行の
少ない国
「日本を見習え」
写真・アルジェ・ラーガ駅
大家族
主義の国
旧宗主国フランス
とのディレンマ
「浪花節」的
アルジェリア人
高級官僚、上級
軍人、政治家
が優遇される国
相互扶助の
アルジェリア人
貧富の差の大きい
社会主義国
「コネ」が幅を
利かす国 「お役所
仕事」の国 乞食、コソ泥
の多い国 イスラムの戒律
に忠実な国民


「国際理解教育体系」全12巻、教育出版センター、第一版(H5.5.25)、第5巻第2章「アルジェリアの社会的特性」(筆者著)をもとに再構成、加除、加筆した。(C)1993-2005 All Rights Reserved by Kenji Kakehi


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