ポーランドの世界遺産:ワルシャワ旧市街(歴史地区)・復元された旧王宮
現在は共和制であるポーランドは昔は王制であった 現在のロシアやウクライナの一部をも支配する強勢な時代もあったが
ロシア、プロシア、オーストリアに分割支配される苦悩の時代もあった 1939年9月1日にヒトラー率いるドイツ・ナチスが突然
ポーランドに侵入し、一ヶ月ほどでポーランド全土を占領した これにより英仏はドイツに宣戦布告し二次大戦が始まった
その過程でドイツ空軍は首都ワルシャワを爆撃し町の大半は瓦礫と化した 写真の旧王宮を中心とするワルシャワ旧市街も
全滅全壊し、廃墟となった 戦後かなり経って市民は古い資料・絵画等を元に煉瓦を積み上げ、時間をかけて以前の姿に
戻していった この結果、ワルシャワ旧市街はすでに消滅した町であるにもかかわらず、驚くことに「世界遺産」に認定された
これらから、私たちは戦争は無益で尊い人命を奪うだけでなく、人類が築き上げた偉大な文化遺産まで奪うことを学習した
そういう反戦・反軍国・反帝国主義のシンボルがこのワルシャワ旧王宮であり、歴史地区のマーケット・プレイスなのである
内部リンク:ポーランド写真館
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