ロッキー山脈のスキーエリア・ヴェイル (コロラド州・USA)

 アメリカのスキー場のほとんどは広大なロッキー山脈のどこかにある その中でも有名な物はコロラド州、ユタ州周辺に集中している 此処はコロラド州ヴェイル・スキーエリアであるが、この写真の場所はほとんど森林限界で針葉樹もわずかしかない

 写真をよく見ると、雪上に無数の線が交錯しているがこれがスキーの轍である そして点々と立っている小さな杭のような物が人間である 左奥が大きなスキーロッジである これでここの雄大さがお分かりと思う スキーヤーはどこでも滑りたいところを自由に滑られる

 しかし「ロッキー山脈」という以上は周りには高い岩山や峰が林立している その壮大な風景は決して日本では見られない また同じロッキーといっても、開放的という点でカナダのウィスラー、バンフ地区スキー場とも雰囲気がかなり異なっている

 この辺りのスキー場の最大の魅力は何といってもその高い標高で、滑り出し最高点は富士山山頂よりも高い場所がある そのためヨーロッパ・アルプスの氷河スキーのように夏でも滑られるスポット以外ではスキーシーズンの始まりが早く、11月にはすでにかなりのコースがオープンしている またハイシーズンは質の良い雪で気持ちよく一日が過ごせる

 もう一つの魅力はスキーベースの町がいろいろ充実していて、スキーショップ、銀行ATM、土産ショップ、ディスコ、映画館、ボーリング場、サウナ、スーパーマーケット、世界各国料理レストランなどがあり、アフタースキーが十分すぎるほど楽しめるのである こういう点では日本のスキー場はまだまだ「発展途上」である


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